開業税理士こそ借金をすべき

開業税理士と勝負の滝
開業税理士は、よく仲間内でこんな話をします。

「税理士は、独立するのにあまりリスクを取らなくて良いからいいよね」

言わんとしていることは、分かります。

じつは税理士業は、いざとなれば一人でもできる仕事なのです。パソコンとプリンターがあれば、自宅でもできる。何か商品を”仕入れ”る必要もない。なので、確かにそういう人の理屈は分かる。

でも私から言わせてもらえば、こんなこと自慢げに言ってる税理士は”バカヤロー“です。

スポンサーリンク

社長の目線に立てる税理士とは

むしろ、これから新規で営業を頑張りたいと思っている開業税理士こそ、積極的に借金をするべきだと思います。

何故でしょうか?

一応先にお伝えしておくと、私はかなりの経験論者、精神論者だと思います。

これは、自分が独立してみてわかりました。独立した社長の気持ちは、独立してみないとわからない。であれば、独立に際して借金を抱えることが多い社長の気持ちを理解するのなら、税理士自身も借金をしてリスクを取って、同じ目線に立つべき。

こんなの当たり前ではないでしょうか?

資金繰りに悩む社長の気持ち

私自身の場合は、実際にまとまった開業資金が必要だったため、独立直後から借金をしました。

我ながらバカでしたので、預金・貯金もなく、ほんとにもう勢いで独立してしまいました。でも借入をした結果、自分の口座には一応、「現金がある」ようになりました。

でも仕事が取れなければ、今月末には、このくらいまで残高が減っているはずです。さらにもし、今後何か月間も仕事が取れなければ、〇月後には間違いなくショートする…。

仕事柄もあってが、私にはこれがリアルに読めてしまいます。

「資金がショートするかもしれない」この恐怖は、社長業をされている方なら感じたことがあるはずです。借入金で勝負をしている社長が味わっているこの感覚を知らずして、私もお客様である社長と仲良くなれるはずがありません。

ましてや、資金繰りの話をできるはずもありません。

「借金」を語るなら自らの経験で

私も会計事務所でのサラリーマン時代は、社長であるお客様に対し「融資(借金)なんて、社長に依頼されたら、試算表作って、銀行に渡す」くらいのものでした。

つまり、希望するなら、段取りはしますよ、というスタイル。

それが今では、「さっさと借りましょう」「目いっぱい借りましょう」「何なら消費者金融でも融資枠を作っておきましょう」です。

これらの提案は、全て私の実体験から来ています。もちろん、どこまで私の案を採用してくれるのかは社長に委ねられますが、開業税理士は借金をすべきだ、というところの重要性は絶対に譲れません。

「お金に困った経験」から生まれる説得力と共感力

私が社長なら、お金に困ったことのない税理士なんて絶対に信用しないです。なぜなら、こちらがお金に困った時でも、おそらく他人事なことが多いのではないでしょうか。

「あー、融資受けたいなら、前期の決算の前にチャレンジするべきでしたね。現状では無理ですよ。」

私が社長で、簡単にこんなこと言われたなら、まずケンカになります。

当たり前ですよ。「こっちは命かけてんだ!」って。

お金に困ったことがあるからこそ、お金にこだわる。お金の大事さが分かるから、場合によっては、他人からはケチに見えることもある。それで、いいじゃないですか。きちんと社長業をやっている方の、立派な条件反射だと思っています。

逆に、税理士はお客様の事を考えるなら、できれば早い段階で借金をしてください。

すると、たとえば借金の契約書に署名・押印をする時。

ふっと家族の顔がよぎったり…

最悪の場合の事を考えたり…

こんなことを社長の皆様は経験しながら、勝負をしているわけなんですね。

その経験は、絶対に無駄にはならないはずです。絶対に。

スポンサーリンク
おすすめ記事と広告

おすすめ記事と広告

シェアする

フォローする