税理士業を辞めたくなる時期(税理士の1年間)

確定申告の時期
税理士の一年

税理士業は、一年のスケジュールというものが、割とかっちり決まっています。

なかでも確定申告などは、もはや全国的な季節行事でもあります。

芸能人なんかも、「確定申告をしました!」なんて、TVでアピールしてみたりなど。芸能人が確定申告することが、良い意味でのアピールになっているとは、思えないんだけどなぁ…。

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税理士の1年間と確定申告

芸能人も確定申告でせっかくアピールするなら、過払い利息の返還請求みたいに、

「確定申告したら、〇〇万円戻った!」

なんてはっきり言っちゃえば注目されることでしょう。

確定申告は税金を戻すことが目的の手続きなわけではありませんが、こんな感じで俗っぽい押し出し方の方が、私達一般人の興味も引きますよね。

さて、税理士は冬から春が忙しくなります。より詳しくお伝えすると12月~5月の6ヶ月間が繁忙期で、この期間はずっと素潜りしているみたいな感覚になります。

具体的に何をしているかというと…

  • 12月 年末調整
  • 1月 給与支払報告書、法定調書、償却資産申告書
    (1月の作業は年末調整から続く作業でセットのような仕事になります。ただ、『年末調整』と比べて知名度が低いため、説明してもなかなかお客様には何を行っているのか理解してもらえないこともあります。)
  • 2月 12月決算(人気あり)の申告と確定申告
  • 3月 確定申告本番!
  • 4月 確定申告で先延ばしにしていた仕事
  • 5月 3月決算の申告(人気あり)

6~11月は法人の決算数に偏りがなければ、それなりに自由にできます。

(この期間でも、会計事務所などに勤務しながらの税理士受験生である場合は、8月の試験本番に向けて追い込む期間があり、試験後には遅れた仕事のリカバリーがあり、さらには12月の試験の合格発表までは、”そわそわした時期”となるため、気持ちは全く休まりません。)

確定申告は儲からない

確定申告は、実は税理士にとって、きつい仕事です。

まず、「大して儲からない。」

確定申告を行う人は、個人です。自営業などで個人事業を行っている人でも、売上がどんどん上がり儲かるようになってきたら、法人にした方が節税になります。

裏を返せば、個人事業のままにしている人は、まだそこまで儲かっていない個人や、小さな地主さんなどが必然的に多くなっているのです。

そして個人の申告は、顧問料も法人に比べて安い

もちろん、お医者様や一部例外の個人の方もいたりしますが。でも、大多数は小規模な事業や、年末調整以外の控除(医療費控除・ふるさと納税んなど)を使って少しでも税金を安くしたいと思っている個人で、税理士には安くて膨大な数の申告がやってくることになるのです。

確定申告提出時期は、2-3月に集中

それから任意で選べる法人の決算と違い、確定申告の事業年度というものは、1~12月で固定されています。

これは、そのように制度で決まっているので仕方のないことですが、やっぱりきついです。そして、さらに個人事業から法人成りしたような会社の場合、当然、自然な流れで12月決算になりがちです。すると、決算書は2月末までに提出です。

するとやっぱり、個人の確定申告の提出時期と重なる…

ますますきつい。

いやー、マジできついんですって。

「どうせ、きつくなる」のが分かっているため、夏が終わり、涼しくなってきたあたりから気持ちがどんよりしてきます。

さしずめ、10月病とでも言うんでしょうか。

さらには、最近歳のせいか(?)、なんだかいつも「また確定申告の時期か!?」って言っているような感覚に陥ります。それこそ、一年中確定申告に追われているような錯覚が…。

まとめ

ここまで確定申告を悪玉に、アレコレといいましたが、少しはいいこともあります。たとえば、個人のお客様の場合、この時期が唯一のミーティングの機会となること。

法人のお客様の場合は、毎月訪問だったり、または年4回だったりと、契約内容に応じて頻繁にコミュニケーションをとる機会がありますが、確定申告のお客様とは毎年この確定申告のタイミングだけことが多い。

場合によっては資料となるものは、郵送してもらって電話やメールだけでのやりとりだったりすることもありますが、それでも、1年も会わないと結構面白い話を聞けたり、小さな子供が大きくなってたり、楽しみもあるものです。

でも、やっぱりこの時期は、お酒の誘いとかお茶のみのお話は勘弁してください。

本当に死んじゃうんで…。

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