「オープン情報に頼るのは注意」
最近はネットにありとあらゆる情報があふれています。
あなたもネットの情報を利用していますか?
「芸能人の〇〇って、△な噂があるんだって。」「エリア51には宇宙人がいるんだって。」
「〇って副業が、儲かるらしいよ」とかなんとか色々…
今回は、事業者(あるいは起業・副業を検討している方)にとっての、ネットと言わず、テレビでも雑誌でも新聞でもなんでも良いですが、要するにオープンな情報の有用性について。
Contents
オープン情報に「美味しい話」などあるわけない
結論から言います。
オープンな情報には、デメリットを回避できるものはあっても、メリットを得られるものはありません。だって、オープンなんですもの。
だから、新聞なんが読まなくたって大丈夫です。
(私が新聞を読んでないのを正当化していています)
オープン情報は基本、誰かの食べカス
さてさて、”仕掛け人”目線で考えてみてくださいね。
よーーーーく、ね。
【事業家Qさんのお話】
①相場が100円のものを80円で仕入れるルート発見。
②相場より割安な90円で売って、ブームを作る。
(実際には、その10円の差は先行者の既得権益化することが多い。)
③価格競争の末、90円の方が一般的になり、相場が100円⇒90円に。
④90円-80円で粗利が10円。もはや”美味しい商売”ではなくなったので、そのノウハウを教える情報商材に切り替える。
「相場が90円の商品を85円で仕入れるルートを公開します!」
商売として”情報”を他人にアピールする場合、発信者はどこかに利益のタネを隠し持っています。当然のことです。
そんな情報をオープンにする場合、相場が決まっていない(分かりずらい)ものか、先行投資の利益を絞りつくした食べカスか、どちらかです。
よく言われることですが、つまりはこういうことです。
「世の中に、おいしい話など存在しない!」
昔の人はエライ!
オープン情報の使い方
それでも、誰かの食べカスを使って、薄利多売で勝負するのも一つの選択肢です。
私もオープン情報の有用性を、全否定しているわけではありません。
たとえば、あなた資本と販売網があるなら、オープンな情報で知ったニーズが間違いなくある商品を追加のラインナップとして、薄利多売で勝負していくのも一つの戦略と言えるでしょう。
でも、私のターゲットである中小企業でそれをやれることは非常に少ないと思います。仮にやっても、忙しいばっかりで大して儲からないはずです。
中小企業の生きる道は、「アイデア勝負とスピード感」です。乗り遅れたモノでは大儲けはできません。絶対に。
なので、オープン情報の正しい使い方は、以下のようなことだと思っています。
①相場観のトレーニングに利用する
オープン情報を利用すれば、自分の扱いたい商品が『どのくらいの価格で取引されているか』を知ることができます。
逆に言うと、いくらで仕入れができれば、あるいはいくらで売れる付加価値をつければ、商売になるのかをある程度把握することができます。
ライバルの情報がオープンなんですから、いくらでも研究できます。後発組はわざわざ先発組と同じ土俵で戦う必要はありません。
商売は合法的な騙し合いです。
②失敗事例の追体験に利用する
経験上、本物の成功者というものは、成功体験や情報を載せることは非常に少ないです。
だから逆です。利用するのは逆の方なのです。
ネットで信頼できるのは、失敗体験。
失敗した人は意外と詳細までの情報を載せています。なので、自分のビジネスの成功率を上げようと思ったら、まずは失敗事例の方を研究してみてください。
成功体験を書いている人は、『セミナーの集客をしよう』とか、『何かを売りつけよう』とかそういう類が多いです。あるいは、どんなに情報を公開しても、もう”追いつかれない”ことを確信している人。
「あなたの個人情報を送信したら、大成功のノウハウを送ります!」
…もうバカかと。
そんなに儲かるなら絶対に公開はしません。儲かる時期を過ぎたから、公開しているのです。
あえてその裏を読みに行くのが好きならどうぞご勝手に。
以上のことから、あくまでも信頼できる情報、読むべきものは失敗例です。
私の持論では、ビジネスの最強のツールは絶対に「コネ」です。ネットでブログを書いている私が言うのもなんですが、ネットで情報を探している場合ではないですよ。
やはり商売のタネというものは、自分の人生から拾ってくるのが一番です。