まさか、あいつが!?【内部不正の手口アレコレ①】

内部不正の手口
「内部不正の手口アレコレ①」

こんにちは。お金に厳しい匿名税理士です。

今回は、社長にとっては深刻な問題である「内部不正」のお話。まさか”身内”と思っていた従業員に裏切られて、横領に背任行為。知らず知らずのうちに会社は損害を被っているとしたら、とても怖いですよね~。

さて、あなたの会社は大丈夫でしょうか?

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内部不正は防止できる?

それでは、

「内部不正を防止する方法なんてあるの?」

今日もいきなり結論からです。

「知識のある人間が本気でやる内部不正の一撃目は、絶対に回避不能です!」

変な例えかもしれませんが、仮に私たち税理士のような専門家があなたの会社の中で一人経理担当として雇われていた場合、社内のチェック機能が”ザル”だったとしたら、やろうと思えば不正なんていくらでもできてしまうと思います。

しかも、かなり長い期間バレることもないことでしょう。だって、他の人はチェックできないのですから。たまに、何億円も使い込んだ経理の事件が出てきますが、そのようなことが理由だと思われます。

なので、あなたの会社がそんな内部不正によって、なるべく大きな損害を受けないためにできることは、次の2つです。

①会社の仕組み作りには、不正防止策を盛り込む

組織として仕事の仕組みを作る段階で、不正が起こらないように予防しましょう。

社長として、普段は性善説で従業員を信頼している風でも良いですが、会社の体制・仕組みを作るときは、必ず性悪説で行います。

「長い付き合いだから」とか、「気の小さいアイツが」、などど後で言ってもお金は戻りません。最初の不正行為は回避できないにしても、事前に規則を作っておくなり、一定額以上からは第三者によるチェックを必要とするなど、その額を小さくする工夫はできます。

②社内の情報を把握する

取引先や従業員と普段からコミュニケーションを取るようにしましょう。

誰かの引き抜きの話や、サラ金から金を借りたとか、業績が悪いらしいとか、何でもいいんです。被害に遭った方の話を聞いていると、多いのはやっぱり借金異性絡みですね。

ちなみに、残念ながら私のお客様でもそういう被害に遭った方は何件かいます。犯人や原因、金額が特定できれば良い方で、調べきれなければ社長が使い込んだ処理にするしかなくなってしまいます。

そうすると、社長はわざわざ税金を払ってまで得た自分の給料で補填するしかありません。バカみたいですよね?イヤですよね?腹立ちますよね?

我々税理士としても、会計データを見ていて「現金の動きがおかしいな」と思ったら指摘をします。

だいたい月額10~30万円くらい社長の認識と、会計データとでギャップを感じる場合には、内部不正か、そうでなければ、社長一族の隠し事(浪費や隠れ借金、誰かに貸した、愛人の存在等)を疑います。

その現金のギャップが従業員などによる内部不正が理由あった場合には、「従業員を疑うなんて気が進まない」とか、「何とか穏便に済ませたい」などど、いろいろと理屈をつけて先延ばしにしないほうがよいでしょう。

不正をやる側は常習化する傾向があるため、どんどん被害額が大きくなってしまうだけだからです。

痛い目にあってからでは遅いかも!?

というわけで、次の記事からは「世の中には、こんな内部不正があります!」ということをこれから紹介していきます。

『うちの会社は大丈夫!』と強気な社長さんでも、読んでおいて損はないことでしょう。もちろんせっかくなので、内部不正に対する予防策なんかもお伝えします。

以前の記事にも書きましたが、私が『社長も一度は経理に触れておいた方が良い!』と考えている理由は、お金の流れや経理の現場が分からずに任せっきりにしてしまうと、不正を見破れずに痛い目にあってしまう可能性があるからです。

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経営者として「痛い目に遭って学ぶ」ということも大事だとは思いますが、なるべく「痛くないで済む」ならその方がいいですよね。

少なくとも私は、わかっていて痛くなるのは嫌いですので。。

次回に、続きます。(内部不正の直接的な損害について)

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