開業税理士として独立OKなタイミング

独立開業の分岐点
「税理士の独立のタイミング」

税理士というのは、試験に合格するだけでは認められず、税理士として税理士業務を行うためには、2年間の実務経験が要求されます。

税理士試験に合格した人は、「税理士となる資格を有する者」となりますが、まだ税理士ではないんですね。

この2年間実務経験というのは、銀行や保険会社等でのサラリーマン経験を実務経験として認めてくれることもありますが、やはり税理士事務所での修行が一般的です。

何とも時代錯誤ではありますが、そういった師弟制度のようなものがいまだに残っているのが税理士というものなんですよね。

スポンサーリンク

税理士としてどんな経験を積むべきか?

税理士の仕事は、税理士の独占業務として法律で定められている税務代理税務署類の作成税務相談という規定はあるものの、意外と範囲があやふやなため、事務所によって得意・不得意などのカラーがものすごく出ます。

そのため、特に税務を初めて習う人の場合、初めに入社した事務所のルールがどうしても「世界の全て」になりがちです。

私も修業時代には先輩から「必ず複数個所の事務所を見た方がいい」と言われました。
それは、視野を狭めるなよ、というアドバイスだったのでしょう。

今ならその本質的な意味も分かります。

それでも結局私は、最初の事務所に約7年務めた後、そのまま独立しました。
私の事務所は、若さとキャラクターで押す営業スタイルなので、後悔もしていません。

もし、次の事務所に何年も在籍してからの独立だった場合は、私の夢の実現はもっと、も~っと遅くなってしまうことは明らかです。

スポンサーリンク

開業前に自分のウリ(特徴)を育てるべし

さて、「税理士資格を取って独立をするぞ!」ということを第一に考える人の場合、修業期間にやるべきことは、一定の実力をつける事はもちろん、特徴を持つことが非常に重要です。

いわゆる”ぺーぺー”の修行時代は、特徴だなんだということには考えも及びませんが、次第に実力が付いてくると、事務所の方針と自分のやりたいことのギャップに悩むようになります。

独立志向が強い方というのは、自分が目指すビジョンを追及するのも好きな方が多いようですが、明確に「さらに経験を積むために、より多くの顧客と接したい」と思っていても、それなりに実力もついてくると、事務所には税務担当者を管理するマネージャーとしての仕事を与えられてしまうこともあります。

そのような時には、与えられた仕事のたなかでも、自分のやりたいこと(=特徴)をその事務所で実験し、独立後の具体的なイメージを膨らませておくと、独立後の立ち上がりをよりスムーズにします。

事務所のカラーが自分の理想と絶望的に違う場合には、実験することすら難しいかもしれませんが、その時は一回転職を挟むのも、将来を見据えての合理的な判断となることでしょう。

担当を持って外回りをし、そのお客様との関係も良好なのであれば、日々のやり取りの中から今の事務所では提供していないニーズのピックアップをしたり、こっそりそれに応えてみたりすることはそんなに難しくないはずです。

あなたはお客様のどのようなニーズを満たせるのか

税理士業というものは、「税理士先生!」と言われてふんぞり返っていれば万事OKな殿様商売ではなく、単なるサービス業です。

お客様のニーズが無いところで「自分は確定申告できます」「決算できます」と、ごく普通のことをアピールしたところで、仕事が取れるわけがありません。

なので税理士として、最低限の実力は前提だとして、自分のやりたいこと(特徴)と、お客様のニーズがそれなりに一致している思えたときこそが独立のタイミングだと思います。

信頼とレスポンスの早さを第一に心がける優しい税理士。節税をバンバン提案する節税税理士。飲食業に強い興味があるのであれば、飲食業の立ち上がりに強い飲食業税理士。

融資関係に自負があるのであれば、融資税理士なんてのもよいでしょう。

私なんか目先の節税にはものすごく自身がありますが、相続税の申告なんて一度もやったことがありません。

そのような依頼があった場合には、素直に知り合いの腕のよい相続税が得意な税理士を紹介してあげればよいのです。

本当は”税理士先生”としては、こんな風にあまりにぶっちゃけ過ぎるのはまずいのかもしれませんが、全部が全部できなくてもよいのです。

お客様が満足して、自分も納得できて、できないことを手伝ってくれる仲間がいれば。

スポンサーリンク
おすすめ記事と広告

おすすめ記事と広告

シェアする

フォローする