またネットワークビジネスに勧誘された話②

リスクと成功
「またネットワークビジネスに誘われることがありました。②」

前回の記事では、あるネットワークビジネスにおいての”儲けのカラクリ”がどこにあるのかを一緒に考えてもらいました。

関連   またネットワークビジネスに勧誘された話②

その答えは、サービスの利用者側ではなく、あなたが営業マンになった場合に、少額ではあるものの毎月定額で徴収される「システム利用料」にありました。

スポンサーリンク

ネットワークビジネスで本当に儲けられる?

じつはこの案件では、利用者をいくら集めてもシステム利用料を上回るリターンを得ることは非常に難しい仕組みとなっています。

利用者からのリターンだけで毎月のシステム利用料をクリアするためには、加入したばかりの”下っ端”な場合には、なんと数百件の契約を取ってこなくてはいけません。

しかも、それでやっと「トントン」ですよ。

逆に、サービス利用者ではなく営業マンの方を集めてこれるならば、大きなリターンも得られる仕組みですね。

でも、自分が連れてきた営業マンがさらに次の営業マンを捕まえなてくれないと、みんなシステム利用料をクリアすることができません。

え、「合計して数百件に達するまで地道に頑張ればいい」のではないかって?

あなたなら、本当にやり遂げることができますか?

ここら辺がねずみ講っぽいところです。

仕掛け人の”ビジネスモデル”を考えてみよう

そもそも、自分で数百件の契約を取るか、営業マンを連れてこないと儲からないなら、すぐに市場は飽和してしまいます。

飽和すれば紹介できる人もいなくなり、つまりは遅れて後から加入した人(しかも、自分の紹介者ツナガリ)は、必ず損をするだけになります。

私が見たプレゼン動画では、

「利用者が必ず得をするから契約が取りやすい!画期的!」

という切り口で、事業の素晴らしさをアピールしていましたが、何のことはありません、参加者側から搾取するシステムだっただけです。

おそらく仕掛人は、「電力を今より安く売る」とか「電力市場のシェアを取る」ことなど目的としていません。

とにかく営業マンをたくさん集めて、毎月のシステム利用料を払ってもらい、安定的な売上にしようという魂胆のはずです。

他人の土俵とリスクを取るべき場所

仮にシステム利用料が月3千円でも、一年間だと3万6千円。

営業マンを1,000人も集めたら、年間売上3,600万円の上納金となります。

プレゼン映像での説明を頼りに、税理士的にざっくりと計算してみたところ、たとえそのグループ・ピラミッドのトップ級の営業マンでも、1,000人集めたケースで手元に入ってくるお金はせいぜい360万円程度のはずです。

一応トップ級ではない子営業マン、孫営業マンにも多少還元があるとして、還元率が30%だったとしても、年間約2,520万円が仕掛人に転がり込んでくることになります。

しかも、このお金が安定して継続的に流入してくることになるんです。この利益の範囲内で多少電力を安くしても、そりゃあ儲かるに決まってますよ。

というわけでこの仕組みの本質は、

電力会社の方ではなくて、仕掛け人であるIT会社側にありました。

このように頭の良い(?)方はいろんな仕掛けを作ってきますが、儲けが絡む話には必ず疑うクセをつけましょう。

「リスクをとらないと(やってみないと)、儲からないでしょ!」

という方もいますが、リスクは自分の土俵でとるべきものです。

人に与えられた仕組みで大儲けできることは絶対にありません。

スポンサーリンク
おすすめ記事と広告

おすすめ記事と広告

シェアする

フォローする