「先生!」に違和感を感じない税理士はいずれ絶滅する

税理士の未来

「先生」と呼ばないで

あなたは税理士の事を何て呼んでいますか?

特にご高齢の方に多いのですが、私のような若輩に対しても「先生」と呼ぶ方が結構います。

実は、私はこれが苦手。

それは私がいつも感じている「税理士業もただのサービス業」に合わないからです。なので、あえて私を「さん」付けや「ニックネーム」で呼んでもらうようにお願いしています。

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税理士もただのサービス業に過ぎない

「先生」と呼ばれそうな職業としては、

「教師」「医師」「議員」「士業」とまぁ、こんなところでしょう。

教師と医師は私としても先生で異論ないですが、議員や士業はちょっと違う気がするんですよね。

あくまで、個人的な感覚ですが…。

お客様が言うには、

「知らないことを教わるんだから、先生で間違いないじゃない。」

ということらしいんですが、誰でもそれぞれ得意分野があるわけで、その点ではそれぞれに誰かを指導している立場と言えなくもありません。

税理士はもはや「先生」ではない

そもそも、ビジネスの現場では原則として売主と買主は対等です。

また敢えて言うなら、ふつうはどうしてもお金を出す側(買主、サービスを受ける側)の発言力の方が強くなる傾向があります。

「お客様は神様です」なんていう言葉もありますよね。

(これは、歌手の三波春夫さんが「芸の神様に披露するつもりで頑張ります」という趣旨だったものが、曲解されて広まったのだとか。)

そういった、原則対等、実際は買主が強い現在において、買主からの「先生!」という呼称での”持ち上げ“を、当たり前のように受け取るような士業の業界は、私は異常だと思っています。

別に「先生」の言い方が呼びやすいんだからといってくれる、丁寧で謙虚なご高齢の方をどうこう言っているのではありません。

これからの時代は少なくとも税理士側が「ふんぞり返っている場合ではないんだ」ということを強調したいのです。

税理士業界は規制緩和の嵐

ビジネス誌でも、

「資格商売が食えなくなる!」

とか、

「今後なくなる商売!」

などの特集で、税理士を始めとした士業の多くが散々やり玉に挙げられています。

繰り返しになりますが、税理士はサービス業です。

以前「税理士紹介サイトの裏側」という記事でも書きましたが、公告も自由化されているし、価格も自由化されています。

関連 匿名税理士から見た「税理士紹介サイト」の裏側

要するに、規制緩和の嵐なのです。

普通の商売と同じなんです。

そりゃ、私だって昭和に仕事をしていたら税理士先生「殿様商売」でウハウハでやっていたかもしれませんよ。

でも現実はそうではなく、平成29年という時代の中で生き残るためにも、普通の商売としてお客様に支持していただくだけのサービスを提供し続けるしかありません。

AIの発達などを代表に、時代はかつてないほどものすごいスピードで変化しているのに、

ハッキリ言って税理士業界って、平均年齢も高いし、基本的に遅れていると思います。

まぁ、士業自体がそういう傾向はあると思いますが…

「税理士」が生き残るために

なぜこのようなことをあえてここで語ってるかというと、わたしは税理士同士の集まりなどでお互いに「先生」と呼び合っているのが気に食わないからです。

「○○先生、最近の調子はどうですか?」

「いやー最近は厳しいですねぇ。〇〇先生の方はまだまだ調子よさそうじゃないですか。」

気持ち悪くないですか?

こんな時代なのに、いまだに「先生」を自認しているというか、

いい年した大人が、形式的にお互いにへりくだり合う、認め合うようなくだりは。

名前にこだわって偉そうにするよりも、私はお客様と対等に楽しく飲みに行く方がずっと有意義なはずですよね。

時代に目を背け、上から目線の「先生」に甘んじているほど危険なことはありません。

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