「家族旅行」は経費にできる?

家族旅行と経費
「家族旅行」は経費になるのか?

夏、真っ盛りですね!

夏場のお盆や冬のお正月は、旅行業界ではハイシーズン。

とうぜん旅費は高いし、どこも混みあっています。とはいえ、「まとまった休み」を取りやすいのもこの季節です。

ボーナスが入ったり、株や投資信託なんかで”ちょっと儲かっている“ようなら「せっかくだから家族でちょっと出かけてみようか」ともなりますよね。

そこで自営業の方が気にされるのが、「家族旅行を経費にできないだろうか?」ということ。

いきなり結論ですが、やはり「家族旅行」は基本的には経費にはなりません。

でも、たんなる「家族旅行」ではなく「出張」の要素を含んでいる場合ならどうでしょうか?

この辺りの明確な線引きは難しいところですが、以下では経費になる可能性について探っていきたいと思います。

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家族旅行と経費の関係

まずどんなものなら、

「家族旅行が経費」となる可能性があるのでしょうか?

その為には、いくつかの条件を満たしていることがあります。

まず、『ちゃんと仕事の予定が入っており、その証拠が残っている』こと。

さすがにこれは必須ですよね。

そして仕事の用事がある先に、『家族も一緒に連れて行く』場合なら、経費化できる可能性が出てきます。

ただし、いくら本当に仕事だとしても、そこに家族を連れて行き、その期間が長期間だったりと、もともと疑われやすい状況です。

“仕事”である旨をさらに補完するために、『とにかく記録を残す努力』をしてください。

例えば…

  • 旅程表の作成
  • 名刺や議事録を保存
  • 出張の報告書を作る
  • 見学した現場や仕入れた物品の写真を残す

記録又は証拠として代表的な4つを上げてみましたが、これらは社長一人の”仕事”としては、明確に説明できる内容です。

なので、社長の旅費やその他費用は経費になり得るとしても、これだけでは家族の旅費はさすがに経費にはなりません。

家族の費用でも経費となる場合

すると、仕事を絡めた”出張”の場合、社長分の経費は認められるけれど、一緒に連れて行ったその他家族の費用は、まったく費用にすることはできないのでしょうか?

いえ、そんなこともありません。

たんなる家族の子供や赤ちゃんなど、「学生」や「未就学児」など、おおよそ仕事とまったく関連のない費用を、経費として挙げるのにはさすがに無理があります。

それでも、家族が次のような場合に当てはまるなら、経費にできる可能性もあります。

  • 役員や従業員としての労働実態あり
  • 出張先で行う仕事に関係がある
  • 現地語に堪能であったり、コネがある等、帯同する理由がある
  • 得意先の冠婚葬祭などの招待で、家族で参加することが慣習やマナー

共通しているのは、『事業にとって関わり合いのある費用です!』ということを、後の税務調査でもきちんと説明できるという点。

きちんと説明できるのであれば、経費化の余地があるのです。

あとは、(税務調査時に)調査官が納得してくれるかどうかの問題となります。

仕事上の新たな出会いなども、旅の楽しみとして考えられる方なら、出張は旅行として大いに楽しめることでしょう。

それでも上記のような条件を満たさない、たんなる身内の学生や未就学児の経費化はさすがに難しいので、”出張”から帰って来てから領収書等を保管するときには、そういった方の費用が混在しないように、きちんと区分できる形式にしておきましょう。

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不動産業の出張は、経費として説明しやすい

私は今年、タイのコンドミニアムを購入しました。

それに伴い、タイへ出張はすでに複数回行っています。

エージェントと接触、物件視察、契約、銀行口座開設、家具等の設置、入居者との契約…。

すべて実際に必要な行動でしたが、私のようにこれらを”楽しめる”のであれば、これは感覚的にはもう旅行のようなものです。

このように不動産業では、”行き先”の物件を買えば、そこに経費として訪問することは簡単です。往復の飛行機代はもちろん、現地での食事代や滞在費など、ほとんどが経費として説明できるものになります。

でも、そのために目利きを放棄して変な物件を買い、その結果、後日損失を被ってしまうのでは意味がありません。

経費にできるものは経費とするのは経営者として当然ですが、経費にすることばかりに焦点を当ててしまうと、手段と目的が逆転してしまいがちなので、注意しましょう。

以上のことから、

たとえ「家族旅行」であっても、事業に関わりある出費であることの説明ができ、それらを裏付ける証拠や記録がきちんと残してあるのであれば、「経費化できる可能性がある」というお話でした。

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