住宅ローンは「変動金利が有利!」と語っていた税理士が「固定金利もありだな」と思い始めた話。

住宅ローンと固定金利
「住宅ローンで固定金利もアリの話」

以前に、「住宅ローンは固定金利と変動金利のどちらが有利か?」

という記事を書きました。

関連  住宅ローンの固定金利と変動金利。「変動金利」を選ぶ理由

いまでも私の基本的な考えとしては、『変動金利が有利』という結論で変わっていません。

ところが最近、あるお客様の住宅ローンの固定金利が、とんでもない数字だったので、少し考えを改めた、というのが今回のお話です。

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近年は、固定金利が超低下中!

あまりに衝撃を受けたために、

念のため住宅金融支援機構のホームページも確認してみました。
http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top

ええっと…

平成29年9月のフラット35の金利の一番多い例は、頭金を1割支払った場合・・

何と、1.080%です!

ちなみに、過去の金利の推移も公開されています。
http://www.flat35.com/files/300333050.pdf

ちょうど一年前の平成28年9月の最低は、ナント1.020%!!!
もう”めまい”がするような数字。

私の住宅ローンは、平成23年3月に組んだものですが、変動金利0.775%です。

(日頃の行いが悪いせいか、住んで9日後に東日本大震災が発生。)

その当時の固定金利は2.540%でした。
うんうん、これならやっぱり変動金利を選びます。

しかし、今だとどうでしょう。
繰り返しですが、フラット35が1.120%の低さ。

価格.comの【変動金利推移】によると、主要銀行が0.600~1.075%、ネット銀行が0.444~1.157%となっていますね。(2017年9/23現在)
http://kakaku.com/housing-loan/rate/interestrate/?hl_itype=1

金利が”じりじり”と下がっているのは知っていましたが、

改めて調べてみると「信じられない数字」でした。

今まで「変動金利押し」を強く訴えてきた私ですが、これなら固定も変動も金利がほとんど変わらないため、計画の立てやすい固定金利を選ぶことも十分合理的です。

ちなみに、もし私が今住宅ローンを組むなら、信念が揺らいで固定金利を選んでしまうかもしれませんねぇ。

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マイナス金利とデノミ

これからも「変動金利がまだ有利」であり続けるには、

たとえば、

国内ですでに実行されている「マイナス金利(※1)」が国民の普通預金に対しても実行され、さらにお金がタンス預金に流れるのを防ぐため「デノミ(※2)」などが同時に行われるような場合だろうと思っています。

これらの結果、

(銀行の住宅ローンのような)超長期商品の貸出金利が限りなく0%に近づく、という前代未聞の事態も発生すれば、まだ変動金利が有利ではありますが、国内においては上記の意味での”マイナス金利”もデノミも起こらないと思います。

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※1 マイナス金利とは、預金に利息を付けず、むしろ利息を徴収することで、貯金するのではなく投資や消費を促そうとする経済政策です。

2016年2月より「日銀と民間金融機関の間」での”マイナス金利”は既に実施されており、銀行はお金を他に融資して金利を取らないと、日銀に金利を支払わされる状態ですが、私たちが普段預けているような「普通預金」に適用されているわけではありません。

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※2 デノミとは、デノミネーションの略です。

英語本来の意味では、「通貨の単位」を意味しますが、日本語では、通貨の「切り上げ」や「切り下げ」等、『通貨単位を変更する』という意味で使われていたりします。

新しい紙幣を発行し、古い紙幣を無効とすることで、国民の隠し財産をあぶりだすような効果もあるんですよね。

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まとめと反省

変動金利の方が、常に固定金利よりも利率が低くなる」のは当然ですが、でも、さすがに日本の低金利は異常ですよね。

さすがにここまで金利が下がってしまうと、固定金利でも小数点以下の金利差額で35年のリスクヘッジができるわけですから、変動金利に固執する必然性はなくなり、固定金利も十分選択肢に入ります。

なんだか説明が長くなりましたが、

だから、固定金利も悪くないなと考えを改めた理由です。

情報は常にアップデートしないといけませんね。

今回は、ちょっと反省します。

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